同棲していた彼氏に金を持ち逃げされ金欠に苦しんだ

同棲していた彼の金使いが荒すぎた

まだ二十代の頃のおはなし。

 

四年間同棲していた彼氏に通帳の中のお金(40万程)と給料袋ごとの現金(22万程)を持って行かれてしまいました。
当然待てど暮らせど帰ってくることはありませんでした。

 

愛の名のもとに私の名義の車のローンだけが残りました。
車は乗って行かれて違う県の知らない工場の駐車場に乗り捨ててあったそうです。
車は彼のお兄さんに頼んで取りに行っていただきました。

 

彼の家族、私の家族の両方に反対されながらの同棲だったのでお金で泣きつくことはできなくて、ローンの残りを返済完済のためにとにかく行きて働かないと!そんな思いのおかげで自殺などもせず、失恋に浸る時間もなく一生懸命に生きていました。
一生懸命に生きないとポキッと折れて死んでしまいそうな不安感が常にあったからです。

 

夫婦ものとしてパチンコ屋の寮に住んでいたので、少し前借りしてその月の生活はなんとかなりました。

 

目指すはローン完済と車の免許の取得。貯金60万貯まるまで踏ん張ろうと決心しました。

 

なぜなら私の住んでる田舎では車で出かけられないと就職が難しかったからです。
女ひとりでパチンコ屋に住み込みで働いているのも嫌でしたので、転居費用に60万の予算を組みました。

 

ローンを返しながら教習所の費用を貯めて、そして貯金に励みました。

 

寮の食事は一日に一度なので他の二食はカロリーメイトをかじっていました。栄養面の心配なく安上がりだからです。食事をとる気にもなれなかったというのがホントのところでしたが、体力なければ働けませんもんね。
おかげで随分とダイエットに成功しました。

 

 

少しの余裕があれば無駄に使うことなく全部貯金に回して、免許を取得して買い物に行けるようになるまでの半年以上はカロリーメイトのお世話になりっぱなしでした。

 

免許が取れた頃にひどい失恋のショックもほとんどなく大幅なダイエットにも成功して後は貯金が貯まることばかりを楽しみにしていました。

 

人生のどん底を見たあとは世界がとてもキラキラしていました。今はそんなこと思いませんが、あの頃は世界中に愛が溢れているように感じました。
どん底から前向きに前進する自分。それを見守ってくれた家族や友人。
傍目にも危なっかしい自分を皆が応援してくれて、やりたいようにやらせてくれた。そんな感謝することばかり考えていたように思います。
今思うと少し異常だったのかもしれません。

 

そして十年以上過ぎた今でも無駄遣いはできません。
時は過ぎても私の貧乏性はあの頃のままで節約奥さんになっております。

 

染み付いてしまったようです。